シニアの本心は「もう働きたくない」
65歳以降は、働きたくないと思っている人は46%。働きたい人は1/3しかいない。
そんな調査結果が公表されました。
これは、ソニー生命保険(株)の「シニアの生活意識調査」によるもの。
シニア(50歳~79歳)に65歳以降の就労意欲について聞いたところ、「仕事をしたい」が32.8%、「仕事はしたくない」が46.0%、「わからない」が21.2%という回答。
シニアの労働時間の現実
では実際はどうなのか。
(株)大和ネクスト銀行の「働くシニアの仕事と生活に関する実態調査」によると、働くシニアの平均は労働時間が6.3時間、勤務日数が4.3日。
これは、60歳から79歳の働くシニア1,000名に調査したもの。
1日の平均的な労働時間は「8時間」が33.8%で最も多く、
職業別に労働時間の平均を見ると「会社員・公務員 (正社員・正職員)」が7.6時間、「契約社員・派遣社員・非常勤職員」が7.4時間、「パート・アルバイト」では5.0時間、「自営業・フリーランス」では4.4時間とのことです。
また1週間の勤務日数は「5日」が49.5%と最も多く、平均の勤務日数は4.3日。
これも職業別に見ると「会社員・公務員 (正社員・正職員)」が4.9日、「契約社員・派遣社員・非常勤職員」が4.3日、「パート・アルバイト」が3.8日、「自営業・フリーランス」が4.3日となっています。
シニアの平均収入は22万1,000円。目標は28万4,000円
では収入額はどうなのでしょうか。
上記の調査では、シニア全体の平均収入は221,000円となっています。
分布をみると「5万円~10万円未満」が23.8%で最も多く、「10万円~15万円未満」(15.2%)、「15万円~20万円未満」(14.2%)、「20万円~30万円未満」(13.7%)、「5万円未満」(12.3%)。
平均金額は22万1,000円ですが、年代別男女別にみると、60代男性が32万5,000円、70代男性が22万3,000円、60代女性が16万1,000円、70代女性が15万5,000円でした。
一方、目標とする収入額は28万4,000円。男女別にみると男性が36万6,000円、女性が20万3,000円となっています。
この調査結果を見て、内心ちょっとビックリ。
退職後は、年金で悠々自適な生活とまではいかずとも
ちょっぴり働いて、月10万円もあればいいんじゃないか?ってぼんやり描いていたんだけれど
それじゃ、全然足りないってこと?
この金額は「勤労収入、手取り額」ってある。
これって「勤労収入」=「年金を含んでいない」ってことだよね?
う~ん。
国民年金の満額が77万9300円(平成29年度価格)。月にすると6万4941円。
この調査が正しければ、少なくとも現在のシニアは22万1,000円+6万4941円=28万5941円がもらっている平均額ってことになる。
厚生年金もらっている人なら年金額20万円/月にもなるはずだから40万円超?
この調査、正しいのかなぁ?
回答している人が年金額を含んで回答しているか
シニア富裕層が混在している???
この数字が正しいのなら、下流老人とか、老後破産とか、そんな文字が躍っているマスメディアのミスリード?
そのままを鵜呑みにはできない数字だけど、シニアには働きたくないっていう人がいっぱいいるっていうところにはひどく同感!不労収入を確保するには、早めの準備が必須だよね…。がんばろ…。
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