「大阪に転勤になった」
さらりと言った、その一言。
「えぇぇぇぇぇーーーー!」
びっくりも、びっくり!
だって、転勤がない会社だと思っていたわけで。
「一緒にいく!」
と即答してみたものの、現実は…。
「兄は大学生だからいいとして、たぁはどうする?まだ高校生だぞ。単身赴任するよ」
そーだよなぁ。
…ということで、50代にしてはじめての単身赴任夫。
いやぁ。
正直、食欲も、気力も、空気の抜けた風船のように、しぼんじまって、眠れなかった。
私って、こんなに夫に依存していた妻だったの?
意外すぎる自分の心模様に、またまた動揺。
はぁ。どうする私!どうする?
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