子供に転勤辞令。
一人暮らしが必至となり、家を出て行った。
それまでも、子供の帰宅時間には就寝していたし
朝、ちょこっと顔を合わせる程度で
実質、夫婦2人の生活と変わらないじゃん!と思っていた。
が。
「いる」のと「いない」のとでは大違い。
何が?って?
私のココロ。
なんだか、本当にポッカリ空いちゃって、
ダンナとのやり取りを、少し大げさに、明るくふるまっているジブンがいる。
これが「老後」への始まりなんだな。
準備するお米の量も
洗う洗濯物の量も
洗面台、トイレの汚れ具合も
すっかり少なくなってしまって。
「新婚当時といっしょじゃないか」
と自分に言い聞かせても、どこか違うんだよなぁ。
送り出すときに
「いつでも戻ってきていいんだよ」と言おうか迷った挙句、飲み込んだ。
だって、パラサイトな子供たちの問題記事が氾濫しているし
ずっとお抱えできるほど、経済力あるわけじゃない。
だけど、心の中では思っているよ。
ここは、いつまでもあなたの我が家。
いつまでたっても、ワタシは母親だよ。
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